家を建てる知識

フィリピンの基本情報と思想

家を建てる国=フィリピンを知っておきましょう

フィリピンに家を建てるのですから、フィリピンのことを知らないと思わぬ勘違いでトラブルになったりする可能性があります。

フィリピンの基本的な情報については、日本の外務省が出している情報もありますし、検索をすればたくさん出てきますので、しっかりと勉強しておくと良いと思います。

私達は実際にフィリピンに足を運んでいますので、フィリピンで感じていることなども交えてここでご紹介します。

 

公用語は英語、識字率96%、教育熱心な国

フィリピンは東南アジアで唯一、英語が公用語の国です。国としての言語はフィリピノ語ですが、この2つの言語以外にも80もの言語があると言われています。

ビジネスなどのフォーマルな場所では英語、カジュアルな場所ではフィリピン語、という使い分けもあるようです。

最近は英語が主流となっていて、フィリピン人同士でも英語で話すことが多いです。

郊外では、英語が通用しないところもありますのが、基本的に英語が出来ればフィリピンではコミュニケーションがとれます。

英語、という点においては、日本よりも遥かに進んでいる印象です。

 

日本でも、英語留学の留学先としてフィリピンのセブ島が人気だと思いますが、公用語が英語で、南国で、気候もよく、物価も安い、という条件が非常に魅力的なのだと思います。

 

これからグローバル化する世界で、英語が公用語であるフィリピンは、凄まじいポテンシャルを秘めていると思います。

また、識字率は96%で、非常に高いです。実はシンガポールよりも高い数字です。

フィリピンの基本的な情報を簡単にまとめておきました。

 

基本情報

面積 299.404K㎡(日本の8割)7,109の島がある
人口 約1億100万人
首都 マニラ(首都圏人口約1,288万人)
民族 マレー系、中国系、スペイン系
言語 国語はフィリピノ語(タガログベース)公用語はフィリピノ語+英語。全部で80前後の言語がある
宗教 キリスト教(ASEAN唯一)国民の83%がカトリック。イスラム教は5%
平均寿命 男性65歳、女性71.9歳
識字率 96.6%
政治体制 立憲共和制
国家元首 ロドリゴ・ドゥテルテ
議会 上院・下院制 上院24議席(任期6年、連続3選禁止)  下院297議席 (任期3年、連続4選禁止)
内政 2016年にドゥテルテ政権が発足。違法薬物、犯罪、汚職対策、ミンダナオ和平を重要課題に掲げている

 

 

国民の8割がキリスト教。避妊と中絶は悪。

フィリピンで特筆すべきは、キリスト教の国である、ということでしょう。

その中でも8割がカトリック教徒です。簡単に説明すると、カトリックは伝統を守るキリスト教、プロテスタントは、キリスト教の中でも新しい考え方の宗派です。

 

フィリピンという国の成長には、宗教が大きく関係していると思います。

カトリック教徒は離婚NGであり、避妊や中絶も罪、という考え方の宗教です。このカトリック教徒の基本的な考え方に加えて、フィリピン人には子沢山が幸せという考え方があります。

そのため、人口が増え続けているという状態なのです。

この人口爆発は、日本の高度経済成長時代と同じで、まさにこれから人口の増加による経済成長が始まる、という熱を感じることが出来ます。

 

余る労働力

フィリピンは人口が増え続けている上、2020年現在の平均年齢は、なんと23歳。日本は46歳ですから、ちょうど半分です。

フィリピンに行くと本当に肌で感じますが、若者が圧倒的に多いです。

日本ではお年寄りを見かけることが多いと思いますが、フィリピンの場合は逆です。

若者ばかりが溢れている、というのを目の当たりにすることが出来ます。

若者がこれだ多くいるものの、実は仕事が少ない、というのがフィリピンです。

なぜ仕事が少ないか、というと、時代が一気に進んでしまったからなのです。

 

これまでの歴史では、農業→製造業→サービス業 というように順を追って国の主要な産業が成長します。特に製造業は多くの国で雇用の受け皿、つまり働き口になっています。

フィリピンの場合、製造業が弱く、労働賃金も低いため雇用の受け皿が不足している状態なのです。

ドゥテルテ政権が発足してからは、ビルド・ビルド・ビルドというフィリピン大建設計画が進んでいるため、建築業の需要はかなり高まっていますが、それでもまだサービス業が主要となっています。

 

ASEAN最大の黒字企業比率も、調達コストに課題(フィリピン) | 現地発!アジア・オセアニア進出日系企業の今 - 特集 - 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ
ASEAN最大の黒字企業比率も、調達コストに課題(フィリピン) | 現地発!アジア・オセアニア進出日系企業の今 - 特集 - 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ

ジェトロの「2018年度アジア・オセアニア進出日系企業実態調査」によれば、進出企業の黒字企業割合はフィリピンがASEANトップだった。調査結果から、フィリピンの強みである豊富な労働力は引き続き高評価だ ...

続きを見る

 

製造業が弱いため、建築業や建築材料を作る工場、ホームセンターなどもなく、インフラ設備が整っておらず、国としての基本的な部分が整備できないため、格差が進んでいるという見方もあります。

 

家族のつながりを大事にする国。貸し借り文化

フィリピンは家族のつながりを非常に大事にします。

これが、良くも悪くも、日本の感覚とは違うところがあり、相談されるトラブルも、ここの認識が違うからトラブルになっている、というケースが多いように感じます。

 

フィリピンでは、家族のつながりを非常に大事にします。一家の長は母親です。

相談で多い事例として、お金を現地の家族に預けたら使われてしまう、というケースがありますが、これは一家の長には逆らえない文化であること、さらに、貸し借りの文化であることが大きな理由であると思います。

相談事例
相談1:手付金を預けたら使い込まれてしまった。

  手付金が無くなった。 手付金に限らず、現地にお金を預けたらお金がすべてなくなった、あるいは半分以上が使われてしまった、という相談はダントツで多いです。 非常に多い事例なのですが、一向に相 ...

続きを見る

 

良くいえば助け合い、悪くいえば監視社会

仮に妻がフィリピン人で、家を建てるためのお金を現地の家族に送ったとしましょう。

それを母親が使ってしまったとしても文句は言えません

また、貸し借り文化というのはどういうことかと言うと、良く言えば困った時はお互い様という意味です。日本でも、というよりは、世界中の善意ある人ならばこの心持ちでいるとは思いますが、フィリピンの場合は、この文化が悪い意味で監視社会を生みます。

家族や親戚を出し抜いて、一人だけ良い思いをするのが難しいという意味です。

仮に一人だけ抜け駆けして良い思いをしたとすると、今度は困った時に助けてくれなくなります。

どこの世界でも同じことだとは思いますが、フィリピンの場合この文化が強力だと思ったほうが良いです。

日本風にいえば村社会である、という風にいえます。

 

この貸し借り文化を理解していないと、フィリピンで家を建てていくにあたり、困ることが多いです。

全てにおいて貸し借り文化が根強くあると思ったほうが良いでしょう。

 

ドゥテルテ政権になりクリーンな社会を目指す

フィリピンは怖い、というイメージもまだまだ根強くありますが、ドゥテルテ政権が発足してからは本当にクリーンな社会を目指しています。

正直なところ、まだまだ賄賂やコネの社会であることは否定できません。2020年にフィリピンに行ったときも、賄賂が根強く残っていました。

ただし、麻薬組織やマフィアはドゥテルテ政権によって、壊滅の一途をたどっています。

特に、ドゥテルテ大統領の出身地であるミンダナオ島のダバオでは、クリーン化に力を入れていて、フィリピンのなかでも治安が良く、インフラ整備も進んでいます。

フィリピンでは、ドゥテルテ大統領は本当に人気が高いです。

2020年2月時点のドゥテルテ大統領の支持率はなんと82%。次期大統領には後継者として娘のサラ氏を推薦するだろうと言われています(ちなみに、娘はダバオの市長です)

ドゥテルテ政権の支持率82%、全世代と全地域から高い支持(フィリピン) | ビジネス短信 - ジェトロ
ドゥテルテ政権の支持率82%、全世代と全地域から高い支持(フィリピン) | ビジネス短信 - ジェトロ

続きを見る

 

フィリピンに家を建てる、となると色々な壁にぶつかると思いますが、フィリピンを知ることでスムーズにことが運ぶのではないでしょうか。

-家を建てる知識

Copyright© ミンダナオホーム , 2021 All Rights Reserved.